プログラミング学習は手段で、「論理思考を身に付けること」や「身近な生活でコンピューターが活用されていることに気付くこと」等が目的と言われています。本日は6年生と2年生のICT部会での授業研究会が行われました。6年生は「キャラクターは旗の周りを20周するプログラミング」、2年生は「おつかいのプログラミング」を一人ひとりがスクラッチというアプリを使ってプログラムしていきました。まず、目的を達成するために「アンプラグド」という方法で紙面などにどのようにプログラムするかを「言語化」することが大切とされていて、両者の授業はその時間をたっぷり確保していました。そして、それをもとにプログラムしていきました。目指すところは同じでも追求の方法に一人ひとりの個性が出ていて、お互いの考えの面白さを子どもたち同士がたくさん感じていました。頭を突き合わせ、「ここをこうしたらいいんじゃないかな」と試行錯誤したり、「このアイディア、ぼくもやってみよう」と学びを共有したりなど子どもたちが主体的にかつ協働的に学びを深めている場面がたくさんありました。
また、毎年本校にお越しいただいている信州大学学術研究院教育学系教授 茅野公穂先生に授業の在り方についてご指導をいただきました。特に「学習の個性化」についてのお話がとても印象的でした。上記のような学習のめあてや目的は同じでも、アプローチの仕方が異なるということです。また、日頃より一緒にプログラミング学習を考えていただいている株式会社 Vitalize 小海支所 棚橋靖弘様からは、「目的を明確にするために要素を分解する力が大切」とのお話がありました。棚橋様は、プログラミングに限らず、自分の人生においてもこの考え方をすごく意識していると日頃からお話されています。茅野先生、棚橋様、本日はありがとうございました。