3年生の理科の授業では磁石の性質について学習しています。まず、磁石について知っていることを子どもたちにききました。「金属がくっつく」「SとSは離れて、SとNはくっつく」「糸につるすと北を向く」など、教科書に載っていることから、私自身初めて聞くことまでいろいろな事が出されました。さて、子どもたちが出してくれたことは、生活の経験の中で見たことや本やテレビ等の情報から得た知識等様々です。「じゃあ、今言ってくれたことが本当かどうか確かめるにはどうしたらいいの?」と問うと、「実験する」と答えてくれた子どもたちです。理科や社会科では、実際にやってみる、見たり聞いたりしてみる、観察してみることが大切になります。「もう知ってるよ」ということでも、実際にやって、本当かどうかを自分の目や手で確かめてみることに大きな意味があります。今回は、磁石につくものとつかないものを調べる実験をしました。いろいろなものを実際に磁石を使って確かめてまとめると、つくものとつかないものが分かります。「じゃあこの結果から分かることは何だろう?」と、考察の時間に入りました。子どもたちから「電気が流れるものがくっつく」と口火。(いいですね!)「でもアルミはくっつかない」(もう少ししぼりこんでみよう)「金属はくっつく」「でもアルミや銅のものはくっつかない」(もう少し!)「鉄が含まれているものはくっつく」と、子どもたちの考えをつなげていくことで、この時間のまとめになりました。みんなで考えて、みんなの考えを合わせたり深めたりすることで、真相にたどり着いていくことができました。「みんなで一つのことを考えるのは面白いなあ」と感じた時間です。