プログラミング教育職員研修

 本年度より本格実施となっている小学校学習指導要領より導入された「プログラミング教育」について、5月27日に、関係する職員による研修が行われました。この日は、授業で実際に使用する予定の、レゴブロックのwe do 2.0というキットを使い、タブレットpcでプログラミングを行い、組み立てたキットがプログラム通りに動く様子を体験しました。研修では、自分が組み立てたキットが命令通りに動かず、「このプログラムを、こうすればいいじゃないの?」などと、職員同士が自然に話し合い、思い描いた動きになるように試行錯誤する姿が見られました。きっと授業でも、このような子どもたちの姿が見られるに違いありません。

 プログラミング教育は、プログラムそのものを学ぶのではなく、『プログラミング的思考』を育てることを目的としています。プログラミング的思考とは「自分が意図する一連の活動を実現するために、どのような動きの組み合わせが必要であり、一つ一つの動きに対応した記号を、どのように組み合わせたらいいのか、記号の組み合わせをどのように改善していけば、より意図した動きに近づくのか、といったことを論理的に考えていく力」(文科省)と定義されています。技術の習得ではなく、思考力の育成を目的としているため、必ずしもパソコンを使用する必要はなく、まだパソコンによるプログラミングが難しい低学年(1・2年生)ではゲームなどを通して学ぶ予定です。